親子三代で通える歯医者、船橋市のあおぞら歯科クリニックです。
「歯が痛くなくても歯医者に行く必要があるの?」とお考えではありませんか?
実は、定期検診は初期のトラブルをいち早くキャッチし、重症化を防ぐ『予防の要』です。放置された虫歯や歯周病は、痛みや腫れが出るころには治療が複雑化・高額化するため、早めの来院が長期的な節約にもつながります。
本記事では、定期検診で実際に何を行うのか、そのステップを詳しく解説。痛みが出てから通うのでは遅い理由や、最適な検診頻度、日々のセルフケアとの組み合わせ方など、健口(けんこう)を守るためのポイントをわかりやすくお伝えします。
1.定期検診の目的と得られるメリット
定期検診は単なる歯の掃除ではなく、以下のようなメリットがあります。
病変の早期発見:レントゲンや口腔内カメラで歯や歯根、顎骨の微細な変化をとらえ、初期段階で処置が可能。
バイオフィルムリセット:スケーリング(歯石除去)とポリッシング(歯面研磨)で細菌の温床を除去し、プラークの再定着を抑制。
セルフケア力向上:歯科衛生士によるブラッシング、フロス、歯間ブラシの使い方指導でご自宅のケア精度が高まる。
全身への好影響:歯周病菌が血流を経て全身の炎症を引き起こすリスクを低減し、生活習慣病の予防にも寄与します。
これらにより、一度の軽いメンテナンスで長期的なお口の健康を維持できるのが魅力です。
2.検診で行う具体的なステップ
定期検診は必要に応じて以下で構成されています。
問診・生活習慣チェック:ご自身の既往歴や歯みがき習慣、喫煙習慣などをヒアリング。
視診・触診:歯ぐきの色や歯面の着色、歯周ポケットの深さを専用器具で計測。
レントゲン・口腔内撮影:肉眼で確認できない歯根や顎骨の状態を画像化し、見落としを防ぐ。
スケーリング(歯石除去)・ポリッシング(歯面研磨):超音波と専用ペーストで細菌バイオフィルムを徹底的に除去。
フッ素塗布・シーラント:エナメル質を強化し、酸への耐性を高める処置。
ブラッシング指導・生活指導:染め出し液による磨き残しチェックと、効果的なケア方法を実践指導。
これらを一度に受けることで、自宅では難しい部位までクリーニングし、再発リスクを大幅にダウンさせます。
3.痛みが出てからの通院では遅い理由
予防ケアで対応可能:初期の段階なら麻酔なしで歯石除去と歯面研磨が終わるので、歯医者が苦手な方でも気軽に受けられます。
放置による進行リスク:痛みを自覚した時点で虫歯や歯周病が進み、抜歯や外科的処置が必要になる恐れがあります。
治療期間・費用の大幅増加:根管治療やインプラントなど大きな治療が増え、通院回数も増えるので、患者様ご自身の負担も大きくなります。
全身疾患の誘因:口腔内の細菌が血流に入り込むことで、心疾患や糖尿病悪化のリスクを高める可能性があります。
痛みの有無で判断せず、定期的な検診を習慣化することが肝要です。
4.定期検診の適切な頻度とタイミング
一般的な健康状態の方:3~6ヶ月に1回
歯周病リスクが高い方/矯正中の方:2~3ヶ月に1回
妊娠中やホルモン変動がある方:3ヶ月ごとを推奨
季節の変わり目:気温・湿度の変化に伴う体調の変動に合わせて受診
お一人おひとりの状態に合わせて、歯科医師とご相談のうえ、最適な検診スケジュールをご提案します。ライフスタイルやご都合に合わせて無理なく通えるよう配慮しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
5.セルフケアとの組み合わせで効果を最大化
正しいブラッシング:毛先を45°の角度で当て、軽い力で小刻みに動かします。
フロス・歯間ブラシ:歯と歯の間の歯ブラシでは落とし切れない汚れを除去できます。
うがい・保湿:食後や就寝前に水やお茶でうがいし、ドライマウス対策に保湿ジェルを活用しましょう。
バランスの良い食事:野菜や海藻、良質なたんぱく質で唾液分泌を促進しましょう。
規則正しい生活リズム:睡眠・適度な運動で自律神経を整え、唾液腺を活性化できます。
定期検診で得たアドバイスを自宅ケアに反映することで、持続的な口腔ケアが可能になります。
まとめ
定期検診は、痛みの有無にかかわらず、『未然に防ぐ』ための最重要ステップです。
検査とプロのクリーニングを3~6ヶ月ごとに受け、日々のブラッシングや生活習慣を見直すことで、将来の大がかりな治療を予防し、口腔だけでなく全身の健康を長く守りましょう。
ご不明点やご予約は、船橋市のあおぞら歯科クリニックまでお気軽にお問い合わせください。
本記事はあおぞら歯科クリニック西船橋駅前院 柏木悠院長監修のもと作成しています。