親子三代で通える歯医者、船橋市のあおぞら歯科クリニック西船橋院です。
皆さん「歯ぎしりで歯が痛くなること」ってご存じでしょうか?
虫歯がないのにズキズキする、朝起きると歯やあごがだるいといった症状は、無意識の歯ぎしりが原因のことがあります。強い力が歯にかかり続けると、ヒビや炎症が起こり、痛みにつながる場合があります。当院でも同様のお悩みを抱える患者様は少なくありません。放置せず、早めに原因を知ることが大切です。参考になれば幸いです。
歯ぎしりで歯が痛くなる理由とは?
歯ぎしりは「寝ている間に歯をギリギリこすり合わせるもの」というイメージを持たれがちですが、実際には強く噛みしめるタイプや、歯を横に滑らせるタイプなどいくつかの種類があります。いずれの場合も、歯や顎に非常に大きな力が加わる点が共通しています。体重に匹敵するほどの圧が歯にかかることもあり、それが毎晩のように続くことで、少しずつダメージが蓄積していきます。
まず起こりやすいのが、歯の表面への影響です。歯のエナメル質は人体の中でも硬い組織ですが、強い力が繰り返しかかると目に見えないほどの細かなヒビが入ることがあります。このヒビから刺激が内部に伝わりやすくなり、冷たいものがしみたり、噛んだ瞬間にピリッとした痛みを感じたりします。虫歯が見当たらないのに症状がある場合、歯ぎしりが関係しているケースは少なくありません。
さらに、歯を支えている歯根や歯ぐき、あごの骨にも負担が及びます。歯は骨の中にしっかり固定されていますが、過度な力が加わると歯の周囲に炎症が起こることがあります。その結果、「噛むと痛い」「歯が浮いたような感覚がある」「押すと違和感がある」といった症状が出ることがあります。あおぞら歯科クリニックでも、こうした訴えで来院される方の中に、歯ぎしりが原因と考えられるケースが見られます。
詰め物や被せ物への影響も見逃せません。金属やセラミックなどの人工物は一定の強度がありますが、強い噛みしめが続くとヒビが入ったり、接着部分がゆるんだりすることがあります。わずかな段差やズレでも、そこにさらに力が集中しやすくなり、痛みや違和感が強くなることがあります。治療を終えた歯が再び痛み出した場合にも、歯ぎしりが背景にある可能性が考えられます。
また、歯そのものだけでなく、顎の筋肉や関節にも負担がかかります。朝起きたときに顎が重い、口を開けるとカクッと音がする、こめかみや首まわりが張るといった症状は、歯ぎしりによる筋肉の緊張が関係していることがあります。長期間続くと顎関節症へとつながることもあり、日常生活に支障をきたす場合もあります。
歯ぎしりは自覚しにくいのが特徴です。家族に指摘されて初めて気づくこともあれば、歯のすり減りやヒビをきっかけに歯科で知らされることもあります。日中でも無意識に歯を食いしばっている方は多く、パソコン作業や運転中、集中しているときに強く噛みしめていることがあります。こうした習慣が積み重なることで、歯や顎にかかる負担はさらに増えていきます。
ストレスや睡眠の質、姿勢の乱れなども関係すると考えられています。肩や首が緊張している状態では、顎まわりの筋肉もこわばりやすくなります。その結果、就寝中の歯ぎしりが強くなることがあります。生活環境や体の状態が複雑に絡み合い、症状として歯の痛みが現れるのです。
歯ぎしりで歯が痛い時の治療法5つ
歯ぎしりによる痛みは、原因や進行度によって対処法が異なります。単に痛み止めで様子を見るだけでは、根本的な改善につながらないこともあります。あおぞら歯科クリニックでは、歯や顎の状態を総合的に確認しながら、症状に合わせた方法を選択しています。
① マウスピース(ナイトガード)の装着
もっとも一般的なのが、就寝時に使用するマウスピースです。透明な装置を歯に装着することで、上下の歯が直接強くぶつかるのを防ぎ、力を分散させます。歯そのものを守るだけでなく、顎の筋肉への負担も軽減しやすくなります。
既製品ではなく、歯型をもとに作製するため、適合性が高く違和感が少ないのが特徴です。継続して使用することで、歯のすり減りやヒビの進行を抑えることが期待できます。
② 噛み合わせの調整
特定の歯だけが強く当たっている場合、その部分に痛みが集中しやすくなります。噛み合わせを丁寧に確認し、必要に応じて微調整を行うことで、負担の偏りを減らします。
ほんのわずかな高さの違いでも、力のかかり方は大きく変わります。バランスが整うことで、噛んだときの違和感や痛みが和らぐケースもあります。
③ 詰め物・被せ物の再治療
歯ぎしりによって詰め物や被せ物にヒビが入ったり、接着がゆるんだりすると、その部分に刺激が伝わりやすくなります。段差や隙間があると、噛むたびに力が集中し、痛みが増すことがあります。
そのような場合は、状態に応じて修復や再製作を行います。素材の選択や噛み合わせの調整を含め、全体のバランスを考慮することが重要です。
④ 神経の治療
歯ぎしりの強い力によってヒビが深く入り、内部の神経に炎症が及ぶことがあります。何もしなくてもズキズキする、夜間に痛みが強くなるといった症状がある場合、神経の処置が必要になることもあります。
神経の治療は歯を保存するための方法の一つであり、炎症を取り除くことで痛みの軽減を目指します。早期に対応することで、抜歯を避けられる可能性が高まります。
⑤ 生活習慣の見直しと筋肉の緊張緩和
歯ぎしりは、ストレスや姿勢、日中の食いしばりなどとも関係しています。無意識のうちに上下の歯を強く接触させている時間が長いと、それだけ歯や顎への負担が増えます。
日中は「歯と歯を離す」ことを意識するだけでも、負担の軽減につながります。また、長時間のスマートフォン操作やデスクワークで前かがみ姿勢が続くと、顎まわりの筋肉が緊張しやすくなります。姿勢を整え、適度にストレッチを取り入れることも有効です。
まとめ
今回は歯ぎしりで歯が痛くなる原因と治療法について説明しました。歯ぎしりは強い力が歯や顎にかかることでヒビや炎症を引き起こし、虫歯がなくても痛みにつながることがあります。治療法としては、マウスピースの装着や噛み合わせの調整、修復治療、神経の処置、生活習慣の見直しなどがあり、患者様のお口の状態に合わせて選択します。あおぞら歯科クリニックでは歯ぎしりや食いしばりに関する無料相談を随時実施しておりますので、ぜひご相談ください。
本記事はあおぞら歯科クリニック西船橋駅前院、柏木悠院長監修のもと作成しています。