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歯磨きの効果を高める!歯磨き粉の量と歯ブラシ選びのポイント

2026.08.20

歯科知識
歯磨きの効果を高める!歯磨き粉の量と歯ブラシ選びのポイント

親子三代で安心して通える歯医者、船橋市の西船橋駅前あおぞら歯科クリニックです。

皆さん、毎日の歯磨きで使う「歯磨き粉の適量」や「歯ブラシの選び方」ってご存じでしょうか?

「毎日しっかり磨いているのに歯ぐきから出血がある」「歯磨き粉はたっぷり付けたほうが効きそう」と感じている方は少なくありません。歯磨きは毎日の習慣だからこそ、歯磨き粉の量や歯ブラシの選び方を少し見直すだけで、毎日のケアの手応えは大きく変わり、将来のお口の健康につながります。

そこで今回は大人の方に向けて、歯磨き粉の適量と歯ブラシ選びのポイントを、できるだけわかりやすくお伝えします。

歯磨き粉の量はどれくらいが正解?

歯磨き粉をたっぷり使う方は多いのですが、大切なのは量そのものよりも「フッ素をお口に届けて、しっかりとどめること」です。フッ素とは、溶け出した歯の表面を修復する「再石灰化」を助け、虫歯を防ぐ成分のことです。適量を守ると、このフッ素の働きを十分に引き出せます。逆に少なすぎると、せっかくの予防効果が半減してしまうこともあります。歯磨きは「汚れを落とす」ことに加えて、「フッ素で歯を守る」という2つの役割を持っているのです。

大人は歯ブラシ全体(約1.5〜2cm)が目安

日本の歯科関連学会が2023年に発表した推奨量では、年齢ごとに次のような目安が示されています。

・生後6か月〜2歳:米粒程度(1〜2mm)、フッ素濃度およそ1,000ppm
・3〜5歳:グリーンピース程度(約5mm)、フッ素濃度およそ1,000ppm
・6歳〜成人・高齢者:歯ブラシ全体(約1.5〜2cm)、フッ素濃度1,400〜1,500ppm

大人の場合は、歯ブラシの毛の部分いっぱいにのせても問題ありません。「歯磨き粉は少量で」という昔のイメージのまま少なく使っている方も多いのですが、それではフッ素が全体に行き渡らず、虫歯予防の働きが弱まってしまいます。まずは今使っている量を一度見直してみてください。

「ppm」って何を表す数字?

歯磨き粉の裏面を見ると「1450ppm」などの表示があります。ppmとはフッ素の濃度を表す単位で、数字が大きいほどフッ素が多く含まれていることを意味します。虫歯予防の働きは濃度が高いほど期待できるため、成人は1,450ppm前後の製品を選ぶのがおすすめです。市販の歯磨き粉は日本では上限が1,500ppmと定められており、店頭で手に入るものならまず安心してお使いいただけます。ただし6歳未満のお子さまには、飲み込みに配慮して濃度の低いものを選んであげてください。同じ「むし歯予防」をうたう製品でも、フッ素濃度によって働きは変わります。買い替えのときは、パッケージの数字を一度ご覧になってみてください。

磨いた後のうがいは「少なめ」がコツ

せっかくフッ素入りの歯磨き粉を使っても、たくさんの水で何度もすすいでしまうと、フッ素が流れ落ちてしまいます。磨き終わったあとは、ペットボトルのキャップ1杯(約15mL)ほどの水で、1回だけ軽くすすぐ方法がおすすめです。口の中にフッ素をとどめておくことで、寝ている間も歯を守る働きが長く続きます。うがいのしすぎは、実はもったいない習慣なのです。就寝前の歯磨きでこの方法を取り入れると、フッ素が歯に長くとどまり、寝ている間に進みやすいむし歯の予防にもつながります。

歯ブラシ選びで押さえたい3つのポイント

歯磨き粉の効果を高めるには、相棒となる歯ブラシ選びも欠かせません。ご自分のお口に合った1本を選ぶだけで、汚れの落ち方は大きく変わります。ドラッグストアにはたくさんの種類が並んでいて迷ってしまいますが、次の3つを目安に選んでみましょう。

①ヘッドは小さめを選ぶ

ヘッド(毛が植わっている部分)が大きいと、奥歯の裏側や歯並びの入り組んだ部分まで届きにくくなります。上の前歯2本分ほどの幅を目安に、小さめのヘッドを選ぶと、細かい部分まで毛先が届きやすくなります。お口が小さめの方や、歯ブラシを奥に入れるとえずきやすい方にも、小さめのヘッドは向いています。柄(え)はまっすぐで握りやすいものを選ぶと、余計な力が入らず狙った場所に毛先を当てやすくなります。

②毛のかたさは歯ぐきの状態で決める

毛のかたさは、今の歯ぐきの状態に合わせて選ぶのが基本です。

・健康な歯ぐきの方:「ふつう」でしっかり汚れを落とす
・歯ぐきが腫れている、磨くと出血する方:「やわらかめ」でやさしく磨く

歯周病(歯ぐきに炎症が起こる病気)が気になる方が硬い毛を使うと、かえって歯ぐきを傷つけてしまうことがあります。どれを選べばよいか迷ったときは、歯科医院でお口の状態を診てもらうと安心です。

③1か月に1回は交換する

毛先が広がった歯ブラシは、汚れを落とす働きが新品のおよそ6割まで下がるとも言われています。見た目はまだ使えそうでも、毛先が開いてくると清掃力はどんどん落ちていきます。1か月に1回を目安に交換しましょう。裏側から見て毛先が外側にはみ出してきたら、早めに取り替えるサインです。

歯磨きの効果を高める!歯磨き粉の量と歯ブラシ選びのポイント

毎日の歯磨きをもっと効果的にするために

道具を整えたら、磨き方も少し意識してみましょう。当院で患者様にお伝えしている基本のコツは、次の3つです。

①力を入れすぎない:150〜200gほどの軽い力で、鉛筆を持つように握る
②小刻みに動かす:歯を1〜2本ずつ、5〜10mm幅で細かく動かす
③すき間もケアする:歯ブラシで落としきれない歯と歯の間は、デンタルフロスや歯間ブラシを使う

歯ブラシだけの歯磨きでは、歯と歯の間の汚れの約4割が残ってしまうとも言われています。フロスなどの補助用具を1日1回加えるだけで、むし歯や歯周病の予防効果がぐんと高まります。強くゴシゴシ磨くほど汚れが落ちる気がしますが、力の入れすぎは歯の表面や歯ぐきをすり減らす原因になるため注意が必要です。フロスは、指に巻いて使う糸タイプのほか、初めての方でも扱いやすい持ち手付き(ホルダー)タイプもあります。ご自分が続けやすいものから始めてみてください。

磨くタイミングは「就寝前」を特に大切に

1日3回磨けるのが理想ですが、忙しくて難しい日もあるかと思います。もし1回だけ丁寧に磨く時間をつくるなら、夜の就寝前がおすすめです。寝ている間は唾液の量が減り、むし歯の原因菌が活動しやすくなるためです。夜だけは時間をかけて、フッ素をしっかり残す磨き方を意識してみてください。

当院は厚生労働省が認定する「口腔管理体制強化型歯科診療所」として、治療だけでなく予防にも力を入れています。担当の歯科医師が毎回同じ患者様を診る「担当歯科医師制」を取り入れ、お一人おひとりのお口の状態やクセに合わせて、磨き方や道具選びを一緒に考えてまいります。西船橋駅から徒歩1分、土日祝日も診療していますので、正しい磨き方を身につけたい方や、自分に合った歯ブラシがわからないという方は、定期的なメンテナンスにぜひお越しください。

まとめ

歯磨き粉は、大人なら歯ブラシ全体にのせて、フッ素濃度1,450ppm前後を選び、うがいは少なめにするのが効果を高めるコツです。歯ブラシは小さめヘッドのものを選び、1か月ごとに交換しましょう。毎日のケアを見直したい方や、正しい磨き方を知りたい方は、西船橋駅前あおぞら歯科クリニックまでお気軽にご相談ください。一緒に健康なお口を守っていきましょう。

この記事の監修者西船橋駅前あおぞら歯科クリニック 院長 柏木 悠(歯科医師)日本大学歯学部卒業後、東京都及び千葉県内の歯科医院にて勤務。
平成27年に医療法人社団爽晴会あおぞら歯科クリニックに入社。
令和6年7月より西船橋駅前あおぞら歯科クリニック 院長に就任。
現在は院長として、地域の皆さまのお口の健康維持に努めている。
本記事は、医療情報の正確性・分かりやすさに配慮し、歯科医師監修のもと作成しております。

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