今すぐ備える!家族別・災害時の歯磨き備蓄リスト
親子三代で安心して通える歯医者、船橋市のあおぞら歯科クリニック西船橋院です。皆さん、災害時に断水が起きると歯磨きがどれほど難しくなるかご存じでしょうか?
地震や台風などの災害が発生すると、水道が止まり、いつも通りの歯磨きができなくなることがあります。「非常食や飲料水は準備しているけれど、歯磨き用品までは考えていなかった」という患者様は少なくありません。実は口の中のケアを怠ると、体調不良につながるリスクが高まります。今回は家族構成別に、災害に備えておきたい歯磨きグッズをご紹介します。
なぜ災害時に歯磨きの備蓄が重要なのか
断水時に口腔ケアを怠るとどうなる?
災害が起きると水道や電気が止まり、避難生活が数日から数週間続くこともあります。このような状況では、歯磨きの回数が減り、口の中に細菌が増えやすくなります。
過去の大規模災害では、避難所生活の中で口腔内の衛生状態が悪化し、誤嚥性肺炎などの体調不良を引き起こした事例が報告されています。特に高齢の方は、唾液の分泌量が減りやすく、口の中の細菌が増殖しやすい傾向にあります。また、ストレスの多い避難生活では、免疫力が下がることも珍しくありません。
このため、飲料水や食料と同じように、歯磨き用品もあらかじめ備えておくことが大切です。当院では、日頃の予防歯科のご相談の中で、災害時の備えについてお聞きになる患者様も増えてきました。
家族別・災害時の歯磨き備蓄リスト
ここからは、年齢や体の状態に合わせた備蓄品を具体的にご紹介します。
乳幼児・赤ちゃんのいるご家庭
・ガーゼまたは口拭き用のウェットシート(1日2〜3枚を目安に、1週間分で15〜20枚)
・乳歯用の指歯ブラシ、または仕上げ磨き用の小さめの歯ブラシ
・水を含ませたコットン(授乳後や食後の口腔内清拭に使用)
赤ちゃんは自分で歯磨きができないため、保護者による清拭が中心になります。ガーゼやコットンは水を使わずに使い切りタイプを選んでおくと、断水時にも安心です。
子ども(未就学児〜小学生)
・子ども用歯ブラシ(1人につき2〜3本)
・少量で使えるフッ素配合の歯磨き粉(うがいが十分にできない年齢の場合は、うがい不要タイプが便利です)
・水のいらないマウスウォッシュタイプの製品
子どもは虫歯になりやすい時期のため、災害時でも歯磨き習慣を続けられるよう、コンパクトなセット歯磨き用品を用意しておくと良いでしょう。
大人(成人)
・歯ブラシ(1人1本を予備として含め2本以上)
・携帯用の歯磨き粉、またはうがい不要の歯磨きシート
・デンタルフロスや歯間ブラシ
・アルコールフリーの洗口液
成人の場合は、普段使っているオーラルケア用品と同じ種類を少し多めに備蓄しておくと、避難生活でもストレスなく使い続けられます。
高齢者・介護が必要な方
・口腔ケア用スポンジブラシ(自分で歯磨きが難しい方向け)
・保湿ジェル(唾液が少なく、口の中が乾きやすい方向け)
・入れ歯をお使いの方は、入れ歯用洗浄剤と保管ケース
・誤嚥を防ぐための吸引しやすいコップやストロー
介護が必要な方は、ご家族や周囲の方が口腔内の状態を確認しながらケアを行う必要があります。入れ歯を使用している方は、洗浄剤が不足すると衛生状態が悪化しやすいため、多めの備蓄をおすすめします。
水がないときの歯磨き対処法と備蓄のコツ
断水時の代替ケア方法
水道が使えない状況では、以下の方法で口腔内を清潔に保つことができます。
・うがい不要の歯磨きシートで歯の表面や歯ぐきを拭き取る
・少量の水を口に含み、飲み込まずに吐き出してうがいをする
・液体タイプの洗口液で口をすすぐ
水を大量に使えない場合でも、これらの方法を組み合わせることで、口の中の汚れをある程度落とすことが可能です。
備蓄品の保管・見直しのポイント
歯磨き用品は消費期限があるものも多いため、年に1〜2回は中身を確認し、古いものから使って新しいものと入れ替える「ローリングストック」がおすすめです。非常持ち出し袋とは別に、自宅の分かりやすい場所にも保管しておくと、いざというときにすぐ取り出せます。
当院では、患者様のご家族構成に合わせた口腔ケアのご相談も承っております。備蓄の内容に迷われた際は、お気軽にスタッフへお尋ねください。
まとめ
災害時は水や電気と同様に、歯磨き用品の備えが口と体の健康を守る重要な役割を果たします。ご家族の年齢や体の状態に合わせて必要な用品を見直し、日頃から備蓄しておきましょう。あおぞら歯科クリニックでは、日々の口腔ケアから災害への備えまで、患者様一人ひとりに寄り添ったご相談を承っております。気になることがあれば、ぜひ当院までお気軽にご相談ください。
この記事の監修者西船橋駅前あおぞら歯科クリニック 院長 柏木 悠(歯科医師)日本大学歯学部卒業後、東京都及び千葉県内の歯科医院にて勤務。
平成27年に医療法人社団爽晴会あおぞら歯科クリニックに入社。
令和6年7月より西船橋駅前あおぞら歯科クリニック 院長に就任。
現在は院長として、地域の皆さまのお口の健康維持に努めている。本記事は、医療情報の正確性・分かりやすさに配慮し、歯科医師監修のもと作成しております。