親子三代で安心して通える歯医者、船橋市のあおぞら歯科クリニック西船橋院です。皆さん、舌の動かし方を見直すだけでドライマウス(口の渇き)が和らぐことをご存じでしょうか。
朝起きたときに口の中がカラカラに乾いている、会話の途中で言葉が出にくくなる、食事の味がぼんやりする。こうした症状に心当たりがある方は少なくありません。実は口の渇きは、唾液の分泌量だけでなく舌の位置や動かし方とも深く関わっています。今回は、歯科医の視点から舌を使ったセルフケアの方法を分かりやすくご紹介します。
ドライマウスの原因と舌の関係とは
ドライマウスとは、唾液の量が減ったり粘り気が強くなったりして、口の中が乾燥した状態を指します。単なる「喉の渇き」とは違い、慢性的に続くと虫歯や歯周病、口臭のリスクも高まります。
原因は一つではなく、次のような要素が重なって起こることが多いです。
・加齢による唾液腺の機能低下
・口呼吸の習慣(鼻ではなく口で呼吸してしまう状態)
・ストレスや緊張による自律神経の乱れ
・降圧剤や抗アレルギー薬など、薬の副作用
・水分不足やエアコンによる室内の乾燥
このなかで見落とされがちなのが、舌の位置と動きです。本来、舌は上あごに軽く触れているのが正しい位置ですが、姿勢の悪さや口呼吸の癖があると、舌が下がった「低位舌(ていいぜつ)」という状態になりやすくなります。低位舌になると口が自然と開きやすくなり、唾液が蒸発しやすい環境をつくってしまいます。つまり、舌の位置を整えることは、ドライマウス対策の入り口といえるのです。
舌から治す!自宅でできるセルフケア方法
ここからは、当院でも患者様にお伝えしている、舌を使ったセルフケアを3つご紹介します。特別な道具は必要なく、テレビを見ながらでも取り組めますので、まずは1日5分から始めてみてください。
あいうべ体操で口周りの筋肉を鍛える
「あいうべ体操」は、口とその周辺の筋肉を鍛えて口呼吸を鼻呼吸へ導くための体操です。やり方は次のとおりです。
①「あ」と口を大きく開く
②「い」と口を横に大きく広げる
③「う」と口を強くすぼめて前に突き出す
④「べ」と舌を思い切り下に伸ばす
この4つの動きを1セットとして、1日30セットを目安に続けます。慣れないうちは10セット程度からで構いません。継続することで口を閉じる筋肉が育ち、就寝中の口呼吸が減ったという声も多く聞かれます。
舌回し体操で唾液腺を刺激する
舌を歯茎の外側に沿って、時計回りにゆっくりと10回、反時計回りに10回動かします。舌の付け根や頬の内側にある唾液腺が刺激されるため、唾液の分泌を促す効果が期待できます。朝晩の歯みがき前後に取り入れると習慣化しやすいでしょう。
舌の正しい位置を意識するトレーニング
普段、舌先を上あごの前歯のすぐ後ろに軽くつける習慣をつけましょう。最初は数秒しか続かなくても構いません。信号待ちや電車の中など、すきま時間に意識するだけで、少しずつ低位舌の癖が改善されていきます。あわせて、耳の下から顎の下にかけて指の腹で優しく押す唾液腺マッサージを組み合わせると、より効果を実感しやすくなります。
セルフケアで改善しない場合は歯科医院へご相談を
セルフケアは毎日の積み重ねが大切ですが、2〜3週間続けても乾燥感が変わらない場合や、口内炎や飲み込みにくさを伴う場合は、自己判断で様子を見続けず歯科医院への相談をおすすめします。ドライマウスの背景には、薬の副作用やシェーグレン症候群などの全身疾患が隠れていることもあるためです。
当院では、初診時にトリートメントコーディネーターが生活習慣やお悩みを丁寧にうかがったうえで、担当歯科医師が継続して診療にあたる体制を整えています。毎回同じ歯科医師が経過を追うため、些細な変化にも気づきやすく、患者様一人ひとりに合わせた提案がしやすいのが特長です。また、治療の際は表面麻酔などを取り入れ、痛みへの配慮も欠かしません。
実際に、口の渇きを訴えて来院された患者様の中には、低位舌の癖が見つかり、舌のトレーニングと生活習慣の見直しを続けることで、数ヶ月後には「朝起きたときの乾燥感が減った」と話される方もいらっしゃいます。西船橋駅から徒歩1分という立地で、平日は19時半まで、土日祝日も診療していますので、お仕事帰りやお休みの日にもお気軽にお立ち寄りください。
ドライマウスは、舌の位置や動かし方を見直すことで改善が期待できる身近な悩みです。あいうべ体操や舌回し体操を日々の習慣に取り入れつつ、症状が続く場合はあおぞら歯科クリニック西船橋院までご相談ください。
この記事の監修者西船橋駅前あおぞら歯科クリニック 院長 柏木 悠(歯科医師)日本大学歯学部卒業後、東京都及び千葉県内の歯科医院にて勤務。
平成27年に医療法人社団爽晴会あおぞら歯科クリニックに入社。
令和6年7月より西船橋駅前あおぞら歯科クリニック 院長に就任。
現在は院長として、地域の皆さまのお口の健康維持に努めている。本記事は、医療情報の正確性・分かりやすさに配慮し、歯科医師監修のもと作成しております。